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【2022年産ドラフト】新種牡馬ナダル~魅力は現役時競走能力の高さ!~

2022年産ドラフトでいよいよ新種牡馬ナダル産駒が登場してきます。
ナダル自身が米国クラシック路線の主役一角に入っていた能力高い馬ですし、サイズ感の規格外情報などもあり、個人的にとても楽しみにしている種牡馬です。キャロット会報(2022.07号)からの連想で言いますと、バスケットボールNBAのドラフトで上位指名をされたにもかかわらず来日して日本でプレーすることを選んだ期待の新人みたいなイメージを今は描いています。
※社台スタリオンステーション(社台SS)のホームページで体高を確認すると、ナダル(171.0cm)。体高が高いキタサンブラックが172.0cmなので同等の体高があります。

また、以前にも書いていますが、ここ数年は(芝馬が多い)社台グループからも「ダート馬推し」の雰囲気を感じてきたこともナダル注目の一因です。社台SSでは、2018年(ドレフォン)から4年連続で米国産輸入種牡馬を導入してきていますし、その種牡馬がしっかり活躍馬を輩出している流れも好感を持って見ています。

ドレフォン(2018年から導入)→産駒コンティノアールがUAEダービー3着からケンタッキーダービー目標
マインドユアビスケッツ(2019年から導入)→産駒デルマソトガケがUAEダービー優勝からケンタッキーダービー目標

このように、米国産輸入種牡馬の日本生産馬が米国の最高峰レースを目標にする時代に入ってきたわけで、この流れからもナダルへの注目度は増すところです。(今年、初年度産駒がデビューするブリックスアンドモルタル、ニューイヤーズデイも楽しみにしています。)

そのナダル、血統論や配合論については専門家の方々がいろいろリリースしてくださると思いますので、当記事では血統論・配合論はほぼなしの別角度からナダルの魅力に迫っていきたいと思います。ご興味あればお付き合いくださればありがたいです。


■ナダル、(私が考える)最大の魅力
最初に結論的な話からしますと、ナダルの(私が考える)最大の魅力は「競走能力の天井がわからない状態で引退した」ことだと思っています。逆に言えば、競走能力の高さを推測していくことでナダルの魅力をより具体化できるのではないかと思います。

内国産種牡馬においても、シルバーステートが競走能力の天井がわからない状態で引退しスタッドイン。その後の産駒活躍は周知のとおりだと思います。シルバーステートのように、ナダル産駒も想定以上に活躍する可能性もありそうで、そうであれば初年度産駒からしっかり見ていくべきと思っています。


■ナダルの基本情報
まず基本情報からですが、ナダルは3歳1月にデビュー、4戦4勝の勝ちっぱなし戦績で引退しています。キャリア最終戦(4戦目)は、ケンタッキーダービーへのプレップレースとしても重要と言われるG1アーカンソーダービー(2020年)を優勝しています。
その2020年アーカンソーダービーは、新型コロナの影響もあって99頭もの馬がエントリーすることになり分割競走として施行されています。(エントリー数が多いということでレースレベルも期待してもよいと思います。)
コロナで開催延期の余波、G1アーカンソーダービーに99頭が登録


■G1アーカンソーダービーというレース自体の格
次は、アーカンソーダービーというレース自体の格(レースレベル)についてです。
ケンタッキーダービーのようなレース名であれば私もレース格を知っていますが、なにせアメリカはG1レースもたくさんありますので、G1レースのなかでもどれほどの格のレースなのかという観点も重要だと思います。
そこでアーカンソーダービーの格を推測するために、アーカンソーダービーの歴代優勝馬を調べてみました。

過去の優勝馬には、
2011年 Archarcharch
2015年 American Pharoah
2016年 Creator
などの名前があります。日本でも知られている種牡馬になっている馬も上記のように優勝している競走であることがわかり、一定以上の格があるレースであることが推測できると思います。


■ナダルの現役時競走能力を推測
続いては、ナダルが出走した2020年アーカンソーダービー分割2競走の結果から、ナダルの競走能力を推測していこうと思います。

最初はナダルが出走した[Div.2]についてです。

2020年アーカンソーダービー[Div.2]
1着ナダル(タイム1:48.34)
6着ストームザコート…ケンタッキーダービー(6着)
アーカンソーダービー[Div.2]

こちらはナダルが優勝したレースなのですが、相手関係として6着ストームザコートに注目したいです。6着だったストームザコートは、後にケンタッキーダービーに出走して6着になっています。ストームザコートの戦績からも、仮にナダルが無事にケンタッキーダービーに出走していれば相応の上位着順に入っていた可能性を感じ取ることができると思います。

続いては分割の別レース[Div.1]です。

2020年アーカンソーダービー[Div.1]
1着シャーラタン(タイム1:48.49)…2021年サウジC(2着)
アーカンソーダービー[Div.1]

こちらは走破タイムに注目しました。
[Div.1]1:48.49 シャーラタン
[Div.2]1:48.34 ナダル

[Div.1]の1着シャーラタンとの走破タイム比較をすると、ナダル出走レース[Div.2]の時計レベルも担保されると思います。また、シャーラタン自身が後にサウジCで2着好走している点も加点材料にしてよいと思います。(そのときのサウジCの1着はミシュリフでした。)
ちなみに、シャーラタンはキャリア5戦4勝、唯一の敗戦が2着になったサウジCでかなり競走能力高い馬でした。
【海外競馬】シャーラタンが引退、種牡馬入り 米G1・2勝、唯一の敗戦はサウジC2着

ここまで見てきたように、いくつかの材料からの推測ではありますが、ナダルの競走能力は相当高いものがあると思います。当然、種牡馬としてこの能力を伝えることが大事なわけですが、少なくとも競走能力がかなり高い地点にあったと推測できることで種牡馬ナダルに期待を持って臨んでよいと思います。


■社台SSへの導入と2020年当時のドル円為替レート
検討材料の最後として日本(社台SS)への導入の(ビジネス的な)話題も確認したいと思います。

一度、引退が発表されたナダルですが、続報として以下のような報道もされています。
引退発表のナダルが現役続行の可能性を示唆

この記事のなかで個人的に注目したいのが以下箇所です。
「(引用)既にケンタッキーの大手牧場から、種牡馬としてのオファーを受けていることも合わせて明らかにしていた」

種牡馬ビジネスに絡む部分でもあり、当時の馬主サイドからのポジショントーク的側面もありそうな点には注意必要だと思いますが、ケンタッキーの大手牧場から種牡馬オファーがあったことは見逃せないところだと思います。米国内(しかも、ケンタッキーの大手牧場)からのオファーがあったということは米国でも相応の需要があると見込むプレイヤーがいたことを示唆しているわけで、これは種牡馬としてのナダル評価上昇の材料になりそうです。

さらにこの話を深掘りしてみます。
米国内からのスタッドインのオファーがあったとすると、日本(社台SS)と競合になっていた可能性もあるわけです。そこで2020年当時のドル円為替レートを確認してみますと、2020年は比較的円高方向の一年だったことが確認できます。昨年(2022年)の「何十年ぶりの円安」を経験した私たちからすると「え、円高?あったっけ?」みたいな感覚ですが、実際に2020年は1㌦103円~112円くらいで推移した一年でして、ここ数年のなかでは一番の円高イヤーで日本円が強い時期だったと言ってよいと思います。
取引時の詳細な決済時期がいつ頃なのかは知りませんし、社台SSがどのように米ドル調達をしているのかもわかりませんが、円高であれば取り組みやすさはあったはずでこのあたりもナダル獲得に至る追い風だった可能性も個人的に想像しています。


■ナダルのまとめ
今回確認してきた複数の状況証拠からも、ナダルはケガがなければケンタッキーダービー路線の主軸を担っていた可能性が高く、かなりの競走能力の持ち主であったことが推測できます。
種牡馬としてどこまで能力を伝えることができるかは未知数ですが、少なくとも競走能力についてはNBAドラフト上位指名レベルなのは間違いなく、米国内からの種牡馬オファーがあった点も考えると期待値を高く持っていきたいと思えます。

まとめの締めに産駒価格の参考情報です。
昨年のセレクトセール2022においてナダル産駒(当歳)が6頭上場で全馬取引成立となっています。すでに産駒が市場で一定の評価を獲得している点も良いことでしょう。

牡の最高価格馬 税別5,800万円(アデレードヒル2022)
メスの最高価格馬 税別3,100万円(リアオリヴィア2022)

馬価格の高い安いは個々で捉え方が異なると思いますし、該当馬でどの路線・タイトルを目指していくかによっても投下コストは変わってくると思います。このため、価格帯についての言及は避けますが、少なくとも過剰にプレミアが乗っている印象はなく、この点はクラブ馬価格相場にとっても良いことだと思っています。

私が出資できるシルク・キャロットで募集馬が出てきてほしいですね。ナダル産駒の写真や動画を見れることを楽しみに待っています。

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ここまで挙げてきた材料があるからといって産駒が走るかどうかはわかませんし、未来はまったく予見できません。ただ、せっかくの輸入種牡馬ですし、その輸入種牡馬を通して世界の競馬環境を知ることも一口馬主ライフの充実につながると思います。
自分の出資馬が走る走らないだけではなく、広い価値観をもって楽しんでいきたいと思っています。

※本格的な出資検討については、馬体面や血統配合面、サイズ感、価格など各種ファクターを総合的に考えて検討して行きましょう。

(2024年からの)3歳ダート路線の体系整備
【2022キャロット出資】新種牡馬ニューイヤーズデイ(世界的プレイヤーが注力する血統)
【2022キャロット出資】血統論なしのブリックスアンドモルタル分析

以上です、今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁、良い調教師(厩舎)とのご縁があることを願っています!

noteで【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析もやっています!こちらもぜひ読んでみてください!
最新版!2022-2023【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析

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Life with Horses!
それではまた~。


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ワイン初心者夫婦

Author:ワイン初心者夫婦
埼玉県在住の40代夫婦です。
キャロット(夫名義)2010年世代から開始。
シルク(妻名義)2013年世代から開始。
夫婦で重賞口取りを目指し一口馬主活動をしています。
よろしくお願い致します。

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