毎年作成しているドラフト用「ガイドライン」の今年度版です。
(昨年版記事:
【2021年産ドラフト】我が家のガイドライン)
具体的な募集馬リストなどが出てくるとそこに前のめりになってしまい冷静さを失ってしまうので、そういうことを防ぐためにも事前に自分用ガイドラインを作っておこうという主旨です。あくまで自分用メモになりますので、もしご興味あれば読んでいってください。
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ここ最近の私的ドラフトを振り返ると、2020年産(出資馬1頭)・2021年産(出資馬1頭)という推移で出資馬確保に難儀しています。確かに、意図的に出資頭数抑制をしてきたこともあるのですが、2021年産では可能なら出資馬2頭にしたかったですし、会員数増加とともに希望頭数確保の難易度も上がってきている印象を持っています。
しかし、未来に向けて良い材料もありまして、今後はキャロットでの母馬優先権募集馬(私が権利ありの募集馬)も徐々に増えてくる見込みもあります。このため、私自身の持っているカードを再認識しつつ、冷静に2022年産ドラフトを迎えたいと考えています。
では、具体的な中身に入っていきます。
まずは昨年ドラフト以降の出来事振り返りからです。
【昨年ドラフト以降の出来事振り返り】
鮮烈だったサリオスの毎日王冠(2022)優勝や、サリオスとグローリーヴェイズのスタッドイン決定など大きい出来事、初めての経験をすることができた一年となりました。
出資馬での重賞優勝はとても興奮するもので今後も継続していきたいと改めて感じていますし、社台スタリオンステーションのスタリオンブックを開いてサリオスページを確認した瞬間のなんとも言えない気持ちの昂ぶりは今までに感じたことのないものでした。改めて、このような体験をできていることに感謝しています。
一方で、2019年産・2020年産の2世代連続で3歳春G1戦線に食い込むことができなかった結果には向き合っていく必要性を感じています。2019年産が出資馬2頭、2020年産が出資馬1頭で、頭数規模からすれば仕方ない面もあるとは言え自分で目標を立ててやっているのでそこは結果に向き合うべきと感じています。
その他では、出資馬応援での遠征に併せていろいろな趣向を凝らした過ごし方も充実していました。マイルCS(2022年阪神開催)の遠征時には「○○供養」と題して大阪の寺社巡りをしまして、これはけっこう面白かったです。
日々の活動面においても出資馬が繋いでくれたご縁が彩りを添えてくれています。仲良くしてくださっている友人たちとは、競馬場での出資馬応援も、会食も、と競馬を軸に楽しませてもらっています。牧場見学も少しずつ開放度が高まってきていますし、今年は募集馬見学ツアーにも参加できればと思っています。
引き続き、出資馬成績に拘っていき、自分なりの楽しみ方で一口馬主活動を続けていきたいと思っています。
【2022年産の目標】
2022年産で一口出資13世代目を迎えます。
それなりに世代を重ねてきたことで、(冒頭で少し触れたように)キャロットでの出資メス馬による母馬優先対象の募集馬も少しずつ増えてくる時期に入ってきます。キャロットでは出資馬産駒に出資できるのも醍醐味ですし、これからはこのチャンスを最大限に活用することも考えていきたいです。
ただし、我が家にとっての適度なペースなどもありますので、前後世代頭数も考慮しつつ出資頭数の適正化も図っていく必要もあります。後悔などないように、頭数規模も含めてしっかり募集馬と向き合っていきたいです。
具体的な2022年産での目標は個々で設定していくことになると思いますが、そのようななかでも出資馬のなかから3歳春G1優勝馬を輩出することを最重視したいです。やはり、3歳春G1戦線に出資馬が入れると緊張感が違いますし、優勝を目指せるような緊張感のなかにありたいと。
さらに、海外タイトル獲得も目指していきます。香港・中東(ドバイ・サウジ)・欧州(フランスなど)はもちろん、最近の米国へのJRA所属馬の積極的遠征姿勢の風潮にワクワクするものも感じていますので、このあたりは意識していきたいです。
2022年産の出資頭数はシルク・キャロットの2クラブ合計で理想としては2~3頭で考えていますが、あとはキャロット母馬優先権募集馬次第で多少増減を持たせるイメージで臨みます。
牡メスについては今年は拘らずに、各馬の個体で判断していこうと思っています。逆に言えば、母馬優先権があるキャロットだからメスというようなジャッジはせず、牡メス混在で最善策を講じていきます。
芝ダートの各路線については、基本的には芝系募集馬を第一と考えていますが、今年はダート系も選択肢からは外さずに検討していきます。そのダート系は、牡馬メインのダート三冠路線整備があるため牡馬の人気が高まることが予想でき、それであれば逆にダート系メス馬募集馬というのもアリかもしれません。また、ダート三冠路線とは異なるダート短距離路線も人気的にも価格的にも盲点になる可能性もあり、動向を注視したいと思っています。
いずれにしても、これまでに培ってきた経験・知見をフル動員して本気で取り組んでいきます。
【2022年産ドラフトの注意点】
JRAでは足下で大きなルール改定を毎年のように行っていく予定で進んでいます。
①2023年からの負担重量の変更(増加)による影響がでている場面がないか要確認
②2024年からの3歳G3競走が賞金別定戦から馬齢戦(定量戦)へ変更(変更初年度は2021年産)
③2025年からの3歳春季G1競走における出走馬決定方法の変更(変更初年度は2022年産)
①については既に導入済みで進んでいるものの、まだ全体への影響度はわかっていない部分が多いのではないかと思っています。今後、有識者から何らかの情報発信が出てくる場面もあると思いますのでそういう情報も2022年産ドラフトに組み入れたいです。
また、②については、2021年産での試行錯誤で何らかの傾向が見えてくるかもしれません。ただ、2021年産の結果が見れない状態で2022年産ドラフトに臨むことになるわけで、ここは注意したいです。最後の③については大きな影響はないと予想していますが、とはいえローテーションなどへの影響は出てくるものと思います。
さらに、上記の①②③に加えて新たに整備されるダート三冠路線においてはNARからの追加ルール変更も入ってくると思います。
このように各ルール変更による影響がどこに及ぶかわからないなかで出資検討していくのが2022年産なのだと思います。調教師もクラブも牧場も私たち一口出資者も、誰もが手探りで進んでいく数年かもしれませんし、このあたりの認識はしっかり持って臨んでいきたいです。ただ、JRAの環境は必ず勝者も出る環境です。全員が敗者ということはないわけで、勝者になれるように試行錯誤を行えるチームで出資馬を勝者へ導いてあげれるようにしたいです。
(参考)
②2024年からの3歳G3競走が賞金別定戦から馬齢戦(定量戦)へ変更
https://jra.jp/keiba/program/2023/pdf/henkou.pdf
③3歳春季GⅠ競走における出走馬決定方法の改善について(令和7年度)
https://jra.jp/news/202211/111802.html
【(シルク版)ガイドライン】
シルクは(昨年のガイダンスとおりであれば)今年の募集馬からドラフト制度の部分的改変が導入される見込みです。さらに、先日の追加募集馬のときの情報リリース内容を見ていると、情報量の増加(中間発表での必要実績額公開など)も加わりそうで、昨年までとはゲームのルールが変わっていきそうな気配を感じています。
ルールが変われば参加者の動向にも変化が出てくるはずで、このあたりはドラフトを一種のゲームとして楽しむ姿勢の私は楽しみにもしています。
肝に銘じたいのは、昨年までの見方で凝り固まらないことです。そして、昨年までの経験のみで拙速な判断をしないこと。(特に票読みで)
シルク単体では妥協せずに1頭出資が理想です。シルクは妻名義ですので、妻がこれまでに味わったことのない体験をできるよう、私の持っているリソースをフル活用してサポートします。あと、昨年も書いたのですが「置きにいって1頭出資」みたいなことは避けたいという思いも持って進めたいです。
【(キャロット版)ガイドライン】
私の母馬優先権募集馬の最大予定頭数が以下です。
2022年産…最大で2頭
2023年産…最大で4頭
全馬が無事に募集馬リストに入ってくることを願っていますが簡単なことではないこともわかっていますので、2023年産4頭も念頭に置きつつ、出資計画を考えていきたいです。
特に、最優先票の使い方は慎重に考えていきたいです。最優先票はバツを得る得ないの選択もありますので、「母馬優先×最優先」も含めいろいろな選択肢があることを忘れずに最善策を選択できるようにしたいです。
キャロット単体では1~2頭出資を考えていますが、母馬優先権募集馬の存在もありますので柔軟性を持たせて臨みたいです。
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前述したように、会員数増加とともに希望頭数確保の難易度も上がっている印象はあるものの、一口馬主市場が活況なのは良いことだと思っています。
引き続き、この世界で生き残っていくことを第一に考え、2022年産ドラフトも満喫しつつ攻略したいと思っています♪とても楽しみですし、すでに楽しんでいます。
今後も不定期ですがドラフト関連記事をアップしていく予定です。このエントリを読んでくださるみなさまも2022年産での最良のドラフト、良いご縁があることを願っています!
(2024年からの)3歳ダート路線の体系整備【2022年産ドラフト】新種牡馬ナダル~魅力は現役時競走能力の高さ!~以上です、今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁、良い調教師(厩舎)とのご縁があることを願っています!
noteで【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析もやっています!こちらもぜひ読んでみてください!
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それではまた~。
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